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見えないからこそ増す恐怖。でも本当は怖くない放射線被曝


Twitterでも論議ばっかりで少しイライラしてましたので
ぼくが原子力発電所で働いていた時の知識を総動員して被曝のことを詳しく教えてやんよ!
放射能汚染ってなに?

テレビなどで“放射能汚染”というワードをよく耳にしますが
放射能とは放射性物質が放射線を出す能力のことなので
放射能汚染という言葉は完全に間違っています。

放射線取扱主任者の試験で書いたら速攻でアウト。

実際は放射性物質が暴露した状態を“汚染”と言うので“放射性物質汚染”と言うのが正解です。

というワケで
放射性物質汚染とは放射性物質が密閉された容器から暴露した状態のことを言います。

暴露した放射性物質は塵などに付着して内部被曝の原因ともなります。


被曝にも種類がある?

身体に放射線を浴びることを被曝と言います。
太陽の紫外線やレントゲンのX線も放射線なので人間は毎日被曝しているのですね。

ですので
被曝=危険だという認識が最も危険です。

ちなみにタバコにも放射性物質が含まれているので
タバコを吸っても被曝はします。

話が逸れましたが
放射性物質からの被曝には“内部被曝”と“外部被曝”という2種類があります。

放射性物質を体内へ入れて体内から被曝することを“内部被曝”と言い
体外から被曝することを“外部被曝”と言います。

内部被曝は放射性物質が体内から排出されない限り永続的に被曝し続けるので
外部被曝より危険であると言えます。

もう1種類“自然被曝”というのがありますが
これは普通に生活していて太陽の紫外線や宇宙光などから被曝する事なので放射性物質から被曝するのとは少し違う考え方です。


どうすれば被曝しないの?

放射線には種類がありそれぞれ透過力も違います。

1番弱いのはα波で
α波ならペラペラのコピー用紙1枚で遮蔽できます。

1番強いのはγ波で
10cmの厚みの鉛でようやく遮蔽できます。

また放射線のルールとして線量は“距離の2乗に反比例”します。

2倍の距離を取れば線量は1/4になるという事です。

ですがこれは外部被曝のみの対処法で
内部被曝を防ぐにはマスクを常用したり
野菜など外気にふれていたものはよく水洗いすることで防げます。

まぁある程度です。

もちろん100%ではありません。


mSvやμSvって単位を聞くけどどれがどうなの?

被曝に関する単位は“Sv”というものを使います。

読みはシーベルトです。

では問題。

1Svは何mSvですか?





はい。そこまで!





ペンを置いて下さい。

正解は1,000mSvですね。

計算式は

1*(10^3)=1,000


となります。

…となりますかね?

関数電卓がある人は計算してみてください。

まぁミリが付いているのと付いていないのでは1000倍も規模が違うというのを理解してください。

つまり

1Sv=1,000mSv=1,000,000μSv


ということです。

じゃあまた問題。

1Sv/hの線量で15分被曝したら何mSv/hになりますか?





はい。そこまで!





時間を持て余してもエンピツをかじらないでください。

そーですね。

正解は250mSv/hになりますね。

計算式は

((1/60)*15)*1,000=250


となります。

という感じで基本的には“毎時”で表記されているというのもお忘れなく。

ちなみに人間は8Sv/hの線量を一気に浴びると100%死ぬと言われていますが
1mSv/hを8,000日かけて浴びても100%死ぬことはありません。

線量は蓄積されないためです。


というワケで
被曝について少し理解して頂けましたでしょうか?

放射線というのは命に関わることですので
例えば"1マイクロシートベルト"を"1シーベルト"と言ってしまうだけで1,000,000倍の差が出てしまいます。

用語は正しく使いましょう。

また不正確な情報は流さないでおきましょう。

パニックの原因となります。
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